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がん哲学「メディカルカフェ」

  • 執筆者の写真: 古川和子
    古川和子
  • 2018年9月18日
  • 読了時間: 2分

順天堂大学医学部教授の樋野興夫先生が主宰している「がん哲学」があります。

がん哲学に関して以下のような説明があります。

「がん哲学」とは、戦後初代東大総長の南原繁の政治哲学と、元癌研所長で東大教授であった吉田富三のがん学をドッキングさせたもので、「がん哲学=生物学の法則+人間学の法則」である。樋野興夫

詳しくはこちらを

http://www.gantetsugaku.org/gantetsu_medical_cafe_manual.pdf

樋野先生の講演は数回お聞きしましたが、メディカルカフェには参加したことが無かったので先日初めて訪問しました。

緊張しながら参加した私ですが、3年前から開催しているYさんは心から歓迎してくださいました。

Yさんは、頭に腫瘍が見つかったのを契機に検査すると、原発は肺がんであり、さらに多数転移しているそうです。

発病から数年。気丈に「前向きに生きている」姿は神々しくもありました。

樋野先生のご著書の言葉「人はなぜ生きているのか」、「なぜ生かされているのか」などを一緒に学びました。

健康な私など想像も出来ないほど不安と死の恐怖を感じておられるはずなのに、あの余裕、おおらかさはいったい何からきているのだろうか?

そんな疑問が湧いてきました。

でもYさんと話しているうちに、その疑問は少し理解できたような気がします。Yさんも不安で心細いかもしれません。

でも、しっかりと前を向いているのです。

前を向いて、今日を精いっぱい生きているのです。

生きているから、出来ることがあるのです。

その出来ることを、せいいっぱいされているのだと…勝手に解釈しました。

紅茶と共にいただいた手作りのチーズケーキは、自家製のレモンがたくさん入っており、心地よい苦みが美味しさを増していました。

また、当日出会ったMさんは、私が網膜剥離したときに手術してくれた医師に「困難な手術」をしてもらい、無事視力を回復したそうです。

その医師は私の目の手術後一年で他の病院に移動しており、そこでMさんと出会ったのです。

何という偶然!

不思議な縁を感じました。

そして、「わあ、同級生だ!」

さっそく命名…「トリオ・ザ・古希」 (^^)/~~~

子どものようにハイタッチして喜んだ数時間でした。


 
 
 

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