世界一の嫁さんや
- 古川和子
- 2018年5月8日
- 読了時間: 1分
久しくご無沙汰していたKさんから電話がありました。
Kさんの夫は中皮腫で闘病中でした。
「お元気ですか?その後ご主人のお加減はいかがですか?」の質問に思いもかけない言葉が。
「夫は4月13日に亡くなりました」「え?!」
そこから始まったの会話は…。
ご主人に対するKさんの深い気持ちに感動して、私は涙が溢れました。
そして二人で泣きました。
病院から自宅に戻ってからの約2か月間の二人の闘いは壮絶なものでした。
しかしご主人から「おまえは世界一の嫁さんや」と言われたことは、妻にとって最高の贈り物でした。
「悔しいです」と涙ながらに語った、Kさん。
「アスベストさえ吸わなければ、もっと元気で長生きできたはず」
77歳で発病し、78歳で永眠されたKさんの夫。
もっと末永く元気で、夫婦睦まじく過ごせただろうに。
でも最期に遺してくれた言葉は
今後Kさんが生きていく中で大きな支えになることと思います。
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