困った患者
- 古川和子
- 2018年2月5日
- 読了時間: 2分
どうしても喫煙がやめられないKさん。
中皮腫発症からすでに10年?
在宅酸素を使用しています。
徐々に体重が減少して、とてもしんどそうです。
現在は自宅療養中ですが、夜間に不安になる時もあります。
緩和ケアに入ったら?…ということで、いろいろと調べていました。
今夜Kさんから電話が有りました。
「いまの自分の状態ではまだ緩和ケアに入れない」と解ったそうです。
「なぜ?」と思いましたが彼から話を聞いてみると、「まだ自宅で動きまわることが出来るのでだめ」だそうです。
「え、そうなの?」と、いろいろ詳細を聞きました。
Kさんの話によると「まだ酸素吸入の数値が条件に満たない」そうです。
私は緩和ケアの入所条件のことをあまり知らなかったので、その他にもKさんの話はとても勉強になりました。
私が接してきた多くの方は、中皮腫発症から短期間か数年単位で症状が悪化していました。
Kさんのように10年生はあまりいません。
急激に症状が悪化する方は大変ですが、Kさんのように緩やかな進行の方もまた諸問題が発生するのだと思いました。
いまだに喫煙が辞められないKさんとの会話の最後は
私:「緩和ケアに入ったらタバコ吸えないのだから、タバコ吸える間は家にいたら?」
Kさん:「そうだね。タバコ吸える間は家にいよう」
「緩和ケアに入っても喫煙できることろが…」といっているからKさんはまだ大丈夫です (^^)/
願わくば、いつまでも末永くタバコ吸っていてください m(__)m
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