樋野興夫先生講演会 終了
- 古川和子
- 2017年11月29日
- 読了時間: 3分
大盛況でした!
樋野先生のお話は素晴らしいと解っていましたが、わかっていましたが…ホントに素晴らしかったです。
約一時間の充実した講演でした。講師控室での打ち合わせの時に樋野先生が「皆さんの質問を多くうけたい」と言ってくださったので、たくさんの方が発言をすることが出来ました。
講演は「気にするな、ほっておけ」という名言(マザーテレサ)から始まり、心打つ多くの言葉をいただきました。まさに先生のお話は「言葉の処方箋」でした。
「いい人生は最期の5年で決まる」そうです。しかし何時が最期の5年なのかわかりません。だから毎日が「最期の5年」だといわれました。人は最後に「死ぬ」という大切な仕事が残っているそうです。私たちは最後の仕事をしっかりと出来るように、毎日を頑張って生きていかなければいけないのだと感じました。
講演が終わって、10分の休憩後に始まった「質問コーナー」は、14時30分から15時30分まで途絶えることなく、マイクが会場を移動しました。
最後に「感想とお礼」を言った方のマイクを受け取って「皆さん、樋野先生のところに集合!」と号令をかけるや否や、我先きに駆け寄った参加者の皆さんでした。
その俊敏さは、打ち合わせも何もなかったけれども、全体の心がひとつになったことの証明だと思います。
写真撮影の後、樋野先生は16時台の新幹線に乗るべく急ぎ新大阪に向かわれました。翌27日は中国北京大学で講演です。先生のご著書が中国語に翻訳されて出版されました。
樋野先生は「一番苦しい患者が、にも関わらず、何かをする姿に周囲の者が心動かされる」と言われ「患者と家族の会の存在する意義」を話してくださいました。しかし残念ながらマイクを手にして会場内を動いていた私はメモを取ることが出来なくとても残念です。
後でどなたか教えてください( ;´Д`)
もうひとつ残念なことは(というよりも反省)、「素晴らしい講演なのに、レジメも何もない」と参加者数人に指摘されて「スミマセン」と。
樋野先生のことは以前から存じていましたが、一昨年7月の若月賞授賞式で星野昭江さん(がん哲学外来研修センター)と知り合い、より親しみを感じるようになりました。そして昨年9月に、島根県益田市で先生にお会いして「ぜひ関西支部で講演してください」とお願いしました。
それから一年余り。本当に実現し、参加者の皆さんに元気と希望を与えてもらえたことは、夢のようです。
また、遠方より参加してくださった方もいます。東京情報大学看護学部准教授の葛西好美さん、「がん哲学外来」研修センター(長野)の星野昭江さんです。他にも山口支部世話人久保啓二さん、ひょうご支部の中田有子さんほか皆さま、尼崎支部は平田忠男副会長はじめ多くの方に足を運んでいただきました。講演会終了後は22名で懇親会へ。天夜景がきれいなお店でした。
昨年の9月に樋野興夫先生に講演会をお願いして以降はひたすら講演会の無事終了を目指して頑張ってきました。6月総会の会長退任後も大きな課題として「樋野先生講演会」がありました。
その講演会も皆さまのご尽力により盛況に終えることが出来て、いまは安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。ご参加くださった皆様に心よりお礼を申し上げます。
昨日、車を走らせながら素晴らしい景色をみました。
山の一部が紅葉しているその様は、「一面の紅葉」と違ってとても趣がありました。緑色の木々の間から、深紅に染まり、飛び出している葉たちは「私たちを見て!」といわんばかりに競って色づいていました。
木々たちは厳しい冬に備えて、心のストーブを燈したのです。
紅葉と同じく、お陰様で私の心も季節を変えることが出来ました。


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