本日手術です
- 古川和子
- 2017年11月16日
- 読了時間: 2分
今日は兵庫医科大学病院でKさんの胸膜中皮腫の手術が行われます。
もう既に病室を出て手術室に向かっているでしょう。
実際の手術時間は8時間ですが、その前後を含めて約12時間かかります。
長い時間を耐えるのは、本人も大変ですが、手術室の外で待つ家族も大変です。
手術前日の昨日、Kさんに会いに行きました。
病室を除いたら留守…とっさに目に入ってきたのは(たぶん職場の同僚たちの)寄せ書きです。
大きな台紙にびっしりと書き込まれていた励ましと思える、文字、文字…。
Kさんの枕元にデン!と広げられていました。
仲間からの励ましを胸に、Kさんは手術台に上がったのでしょうか。
昨日は私より一足先に訪問していたNさん夫妻。
Nさんと同じドクターの執刀で手術を行い、術後の担当医もNさんと同じだとわかりました。
お互いに「グー」サインを。
和やかな景色。
術後再び、彼らの「グー」サインが見れることを期待しながら、Kさんの手術の成功を祈ります。
胸膜中皮腫の手術は大変です。
いまさら書く必要もないでしょうか( ..)φメモメモ
病院選びから始まって、数か月間を過ごす環境への対応、自宅を離れることの不安とその段取り、などなど。
命のかかっている大術なのに、「それ以外」の心配がたくさんあります。
昨日の朝「身体ひとつで行けばいいのよ」とK子さんに言いました。
K子さんは四国から山口県の山口宇部医療センターに入院することを決断しました。
「何をどうすれば…」とあれこれ悩んでいるK子さんに、私はそういいました。
身の回りのものは当日午前中必着の宅急便で送って、あとは身一つでいけばいい…この言葉にK子さんはとても喜んでいました。
「遠くても、不便でも、まず生き延びなければ」
このような会話にK子さんは「安心して命を預けます」とても喜んでいました。
「大丈夫、病院全体でサポートしてくれます」と安心して言える私もとても嬉しいです。
それぞれの立場で、命を懸けた挑戦が始まっています。
頑張れ! 頑張って必ず生き延びてください!
そして数年後のいつの日か、昨日K子さんが言った「古川さんに出会えて良かったです」ということばを再び私にプレゼントしてください。
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