アスベスト健康手帳
- 古川和子
- 2017年11月12日
- 読了時間: 2分
堺市が独自の「アスベスト健康手帳」を作りました!
2004年4月、堺市内で多発している「石綿入り麻袋再生業」の労働者とその家族、そして近隣住民の被害が明らかになって3年余りです。
その時から「住民や家族にも検診制度を」、「労働者のような健康管理手帳を」と訴え続けてきました。
検診に関しては、即座に環境省の「リスク調査」、「試行調査」を取り入れて住民の検診を行ってきました。そしてさらに皆さんの要求した「自分で認識を持つための健康管理手帳」を作ったのです。
10月10日、堺市との懇談の場が持たれました。
東京からはアスベストセンター事務局長の永倉冬史さんが来堺下さり、患者と家族の会は熊取絹代さんと私の3人で懇談に臨みました。

その場で提示されたのがこの手帳です。
感動しました (^_^)/
住民の声は届くのだ、と実感しました。
当事者である熊取さんに至っては、
手帳を見てウルウル状態だったと思います。
手帳以外にも、堺市としての今後の取り組みなども意見交換を行いました。
危機管理室ほか多部署で連携して、アスベスト問題に取り組み始めています。
勇気をもって声を挙げた「堺麻袋メンバー」にとっては忘れられない10月10日となったでしょう。
今後は検診の対応や、その後の読影など、
課題は山積ですがボチボチです。
まずはご報告です。
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